ミニーちゃんのぬいぐるみです。
とても大好きなぬいぐるみなのだろうと思います。
あちこち布が破れてすり切れていたり、全体に汚れがあり、綿もかなりへたっていました。
特に耳の部分にはナイロンの芯がはいってたのだろうと思うのですが、すっかりよじれてしまい、耳がへなへなとしてしまい、ピンと立ちません。また、鼻は一回とれてしまったのかもしれませんが、フェルトで補強してありましたが、少し右よりについてしまっています。顔のあちこちに絆創膏のようにフェルトで補強してあります。睫毛も切れています。リボンもへたっていて取れかかっていました。
足はやはりすり切れており、黒い布等でつぎ当てがしてありました。
写真はないのですが、後頭部も大変布が痛んでおり何枚もの黒い布で、つぎ当てがしてありました。
後頭部は何枚もの黒い布でつぎ当てがしてあり、接着剤等で貼付けてあったのですが、ぼろぼろになっていたので、一枚の少しボアに近い黒い布で、全体に裏から接着芯を使用して補正しました。
足もぼろぼろになってしまった部分を黒い糸で目立たないように縫い合わせて、大きく裂けていた部分は裏から黒い布と接着芯で補正しました。糊でくっついて白くなっていた部分は戻りませんが、継ぎ接ぎをとったので、だいぶ綺麗になり目立たなくなったと思います。
顔は全体のつぎはぎをとって、、穴を塞ぐように同系色の糸で縫い合わせ、裏地をあてて、全体に補強をしました。
またハゲ部分になってしまっているボア部分を同系色の毛糸を使い、植毛しました。睫毛は合成皮で作り直し、耳には新しいプラスティックの芯を入れて立たせました。リボンも綿を入れ直してつけ直し。
全体に綿詰め。腕足には、もともと入っていたへたってしまった綿を使い、頭やボディには新しい綿を詰め直しました。また目と鼻の立体感をもとに戻すため、糸で少しあごの部分に引き絞りました。
補修後の全体の写真です。
だいぶ復活させることができました。
とにかく、ミニーちゃんは、全体に接着剤がついていて、とるのが大変だったことと、補正してあった部分の糸が中綿とからみあっていて、そこをほどくのに苦労しました。
一旦、綿を出して、全体に洗濯する際も、布の疲労具合から軽く押し洗い程度で気をつけました。